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ヒアルロン酸注入を受けたあと、「思っていた仕上がりと違う」「しこりっぽい」「左右差が気になる」と感じることがあります。修正の選択肢として、ヒアルロン酸を分解する酵素(ヒアルロニダーゼ)による処置があります。できること・限界・リスクを整理します。なお美容医療は自由診療で、効果や経過には個人差があり、すべての方に向くものではありません。

ヒアルロニダーゼとはどんな治療ですか?

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する働きを持つ酵素です。気になる部位の皮下に注入することで、入っているヒアルロン酸を一部または大部分溶かし、ふくらみやしこり、左右差などを和らげる目的で使われます。

  • 注入したヒアルロン酸の量や位置を修正したいとき
  • ふくらみが目立つ・凹凸を感じるとき
  • 血流障害が疑われるなど、緊急性のあるトラブル時の対応として

ただし、「すべての注入結果を元通りに戻せる」ことを保証する処置ではありません。製剤の種類・注入後の経過時間・組織の状態によって、効きやすさや必要量、ダウンタイムが変わります。

💡 ポイント
「いつでも気軽に元に戻せる」処置ではありません。修正にも別のリスクと判断が必要です。

ヒアルロニダーゼで何ができて、何が難しいのですか?

期待できる場面:

  • 過剰に入れすぎた・位置がずれたヒアルロン酸の量や形を調整する
  • しこり・違和感の軽減
  • 血管系トラブルが疑われる場合の緊急対応

難しい・限界がある場面:

  • 「もとの自分の肌・組織」を新品の状態に戻すことはできない
  • 何年も前に入れた・古い製剤・架橋構造が強い製剤は反応がにぶいことがある
  • 一部だけを正確に溶かすことは難しく、周囲の自分のヒアルロン酸にも影響することがある
  • 思った以上に溶けてしまい、一時的に凹みやしわが強く見えることがある

リスク・副作用にはどんなものがありますか?

ヒアルロニダーゼ自体にも、注射に伴うリスクと、酵素に特有のリスクが伴います。受ける前に、診察で説明を受けたうえで納得して進める必要があります。

⚠️ 注意したいリスク
内出血・腫れ・痛み・赤み/アレルギー反応(まれにアナフィラキシーを含む重いアレルギー)/一時的な凹み・しわの目立ち/自分自身のヒアルロン酸への影響により一時的にハリが落ちて見える可能性/部位により神経・血管に近い操作を伴うリスク――これらを踏まえ診察での説明・同意が前提です。

特にアレルギー反応は予測が難しく、過去に薬剤・蜂毒などで重いアレルギーがあった方では慎重判断が必要です。妊娠中・授乳中、強い感染症や免疫の状態にある時期、抗凝固薬を内服中の方も、適応や時期の検討が変わります。

修正を考えるとき、どんな進め方が安心ですか?

「とにかく早く溶かしたい」と急ぐ気持ちと、「焦らず一度立ち止まる」姿勢のバランスが大切です。

  • 注入したクリニック・医師に状況をまず相談する
  • 注入時期・製剤・部位・量を整理する(記録があれば持参)
  • 血流障害(強い痛み・色の変化・冷たさ・水疱・視力の変化)など緊急のサインがないか確認する
  • 急ぎでない場合は、腫れや内出血が落ち着くまで待ってから判断する

緊急性が高いケース(血管トラブルが疑われる、急な強い痛み・色変化・視力異常など)では、待たずに医療機関への連絡が必要です。「自宅で温める・マッサージで散らす」といった自己判断は、状態を悪化させる可能性があるためおすすめできません。修正処置は治療内容・必要量・回数・費用が状況によって変わり、診察での説明と同意のうえで進めることが基本です。

よくある質問

Q. 注入したヒアルロン酸はすべて完全に消せますか?

A. いいえ。すべての状況で「完全に元通り」とは限らず、製剤の種類や経過時間で反応が異なります。診察で見通しを共有することが大切です。

Q. 注入直後に「やっぱり気に入らない」と思ったらすぐ溶かせますか?

A. 注入直後は腫れや内出血で印象が変わって見えることがあります。緊急性がなければ、まず経過を見て、必要に応じて相談する流れが現実的です。

Q. ヒアルロニダーゼを受ければ自分のヒアルロン酸は減りますか?

A. 周囲の組織に影響することがあるとされ、一時的にハリが落ちて見えることがあります。多くは時間とともに戻っていきますが、感じ方には個人差があります。

当院で相談できる内容

  • ヒアルロン酸注入後の左右差・しこり・違和感のご相談
  • 修正処置(ヒアルロニダーゼ)の適応と限界についての説明
  • 注入歴・お薬手帳・アレルギー歴を踏まえた診察・カウンセリング
  • 緊急性が疑われる場合の連絡・対応の判断

📋 まとめ

  • ヒアルロニダーゼは「すべてを元通りにする」処置ではない
  • 効果・反応は製剤・経過時間・個人差で変わる
  • アレルギー・周囲組織への影響などのリスクが伴う
  • 緊急性のあるサイン(強い痛み・色変化・視力異常)は迷わず受診を

執筆:シエロアズール新横浜 編集部
医学監修:齊藤 優一 医師
シエロアズール新横浜/あおぞら新横浜クリニック 院長

齊藤 優一 医師は、新横浜駅篠原口すぐ前のあおぞら新横浜クリニックの診療を行うとともに、美容皮膚科部門であるシエロアズール新横浜で、シミ治療、ピコレーザー、IPL、医療脱毛、ボトックス、ヒアルロン酸注入などの美容医療に対応しています。診察で肌状態や適応を確認し、効果だけでなくリスク・ダウンタイムも含めて治療方法をご提案しています。

最終更新日:2026年5月31日

参考文献:

※当院での美容医療は自由診療です。治療内容・必要量・回数・費用は症状や状態によって変わり、診察での説明・同意のうえで進めます。効果・経過・副作用には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

ヒアルロン酸注入後の仕上がりや違和感が気になる方は、
お気軽に当クリニックまでご相談ください。

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