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「ピコトーニングを始めたいが、何回くらい通うのか」「どのくらいで効果を感じるのか」「途中でやめると元に戻るのか」――検討段階でいただくご相談です。ピコトーニングは肌全体に弱い出力のレーザーを広く当てる治療で、肝斑・くすみ・肌質改善で選ばれることが多い一方、1回で劇的に変わるタイプの治療ではありません。本記事では、回数・期間・続け方の目安を中立的に整理します。

※本治療は自由診療です。費用・効果・反応・副作用には個人差があり、すべての方に同じ結果が出るわけではありません。

ピコトーニングは何回くらい通うのが目安ですか?

結論からお伝えすると、ピコトーニングは「弱い出力で複数回」を前提に組み立てる治療で、おおむね6〜12回前後を4週間ごとに通うのが一般的な目安です。1回で大きく変わる治療ではなく、少しずつ変化を積み重ねる発想が現実的です。

  • 回数:6〜12回前後を1コースとして組み立てることが多い
  • 間隔:4週間ごと(肌の反応を見ながら調整)
  • 1コース後:状態を見て延長・休薬・他治療との組み合わせを検討
  • 維持期:月1回程度の頻度に落として継続する方もいる

「1回で消える治療」を期待されると、ピコトーニングは合いにくいタイプの治療です。逆に、継続できる方・他の治療(内服・外用・IPL・スポット照射など)と組み合わせる方では、肌のトーンや肝斑のくすみが落ち着いていく方が多くいらっしゃいます。

💡 ポイント
回数・間隔は肝斑の有無・色素沈着の出方・肌質によって調整します。「全員に同じ回数」ではないため、診察で経過を見ながら判断します。

効果を実感するまでに必要な期間は?

実感までの期間にも個人差があります。早い方で3〜4回目あたりから、ゆっくりの方では1コース(6〜12回)終わってから変化に気付くことが多いと言われています。

  • 1〜2回目:大きな変化を感じにくい時期。施術後の一時的な赤み・乾燥はあり
  • 3〜5回目:少しずつくすみ・肝斑のトーンが落ち着きはじめる方が出てくる時期
  • 6〜12回目:コース終盤。肌のトーン・キメ・小さな色ムラの変化を感じる方が多い
  • コース後1〜3か月:残った反応がゆっくり落ち着く時期
  • 維持期:月1回程度の継続で安定を狙う

「数回でも変化が見えない」と感じる場合、回数を急に増やす・出力を強くするのではなく、肝斑の混在・内服・外用・スキンケア・紫外線対策との組み合わせを見直すほうが効率的なことが多いです。同じ条件で撮影した写真を残しておくと、比較がしやすくなります。

効果を出すために続けたいアフターケアは?

ピコトーニングは「治療日だけ頑張る治療」ではなく、日々のスキンケアと組み合わせて効果が見えてくる治療です。アフターケアが不十分だと、せっかくの照射効果が見えにくくなることがあります。

  • 紫外線対策:日焼け止めを毎日塗り直し。帽子・日傘・スカーフも有効
  • 摩擦を避ける:洗顔・タオル・マッサージで強くこすらない
  • 保湿:バリア機能の維持。乾燥は色素沈着の出やすさにつながる
  • 強い角質ケアの一時休止:治療期間中はスクラブ・強いピーリング系を控えめに
  • 内服・外用との組み合わせ:肝斑が主体なら内服(トラネキサム酸など)の継続が有効なことが多い

アフターケアは派手さがない一方、続けるかどうかで仕上がりに差が出やすい領域です。「治療室での照射」と「家での日常ケア」を、両輪で考えていくのが現実的です。

通っても効果が出にくい・向かないケースは?

ピコトーニングは多くの肌悩みに対応しやすい治療ですが、全員に同じ反応が出るわけではなく、向きにくいケースもあります。検討前に整理しておきたい点を中立にまとめます。

向きにくい・期待値の調整が必要なケース

  • 境界がはっきりした濃いシミ(老人性色素斑)が主体(スポット照射のほうが反応しやすいことが多い)
  • ADM(真皮メラノサイト)が主体(出力設計・回数の組み立てを別途検討)
  • 強い赤み・炎症が出やすい肌質(間隔を調整しながら判断)
  • 肝斑が強く活動的な時期(内服・スキンケア・紫外線対策を整えてから照射を組み立てる)
  • アフターケアが続けにくい状況(紫外線環境が強い・摩擦が避けにくい時期)

リスクや限界

  • 炎症後色素沈着(PIH):まれだが一時的に色素が濃くなることがある
  • 白抜け(脱色素):強すぎる照射で起こることがある
  • 再色素沈着・再発:紫外線対策が不十分だと再び濃くなる
  • 悪性病変との鑑別:「シミ」と思っていた病変が皮膚悪性腫瘍だった場合、レーザーで照射してしまうと診断・治療が遅れる可能性がある

⚠️ 注意
「効果が出にくい」と感じたとき、回数や出力を急に増やすのはリスクを上げる方向に働くことがあります。診察で原因(肝斑の混在・スキンケア・紫外線対策・他治療との組み合わせ)を確認し、設計を見直すのが現実的です。

よくある質問

Q. ピコトーニングをやめると元に戻りますか?

A. 紫外線対策・スキンケア・内服(肝斑がある場合)の継続によって、戻りにくさは変わります。「完全に戻る/戻らない」と一律にはお答えできず、個人差が大きい部分です。維持期として頻度を落として継続する方もいらっしゃいます。

Q. ピコトーニングとピコスポットはどう違いますか?

A. ピコトーニングは「肌全体に弱い出力で広く当てる」治療、ピコスポットは「特定の濃いシミに高出力でピンポイントで当てる」治療です。狙う対象・出力の設計が異なり、組み合わせを検討する場合もあります。

Q. 痛みやダウンタイムはありますか?

A. 一般に痛みは比較的少ないとされますが、感じ方には個人差があります。施術後の赤み・軽い乾燥は出ることがあり、当日のメイクや入浴のタイミングについては診察時にご案内します。

当院で相談できる内容

  • 肝斑・くすみ・肌質改善のためのピコトーニング適応の判断
  • 回数・間隔・出力設計のご相談
  • 内服(トラネキサム酸など)・外用・他のレーザー治療との組み合わせ
  • アフターケア(紫外線対策・摩擦回避・保湿・スキンケア)の指導
  • 治療効果が出にくいときの設計見直し

📋 まとめ

  • ピコトーニングは「弱い出力で複数回」を前提とした治療で、おおむね6〜12回前後を4週間ごとに通うのが目安です。
  • 効果実感までの期間には個人差があり、コース終盤〜終了後にかけて少しずつ変化を感じる方が多くいらっしゃいます。
  • 紫外線対策・摩擦回避・保湿・内服や外用との組み合わせなど、日々のアフターケアが仕上がりに影響します。
  • 境界の濃いシミ・ADM・強い赤み体質・活動性肝斑などでは設計の見直しが必要で、回数・出力を急に増やす設計はリスクを上げる方向に働くことがあります。

※本治療は自由診療であり、費用・効果・反応・副作用には個人差があります。

監修:院長 齊藤
最終更新日:2026-05-18

参考文献:

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