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本記事の治療は自由診療です。効果・反応・必要な回数には個人差があり、想定されるリスク・副作用があります。費用はカウンセリングで個別にご案内します。

「ピコトリプル」は、ピコレーザーのスポット・トーニング・フラクショナルの3つの照射を1日にまとめて受ける複合治療です。シミ・くすみ・肌質(毛穴・小じわ・凹みなど)に同時にアプローチできる一方、肝斑がある場合や肌の状態によっては慎重な判断が必要です。仕組み・向く方・注意点を整理します。

ピコトリプルとはどんな治療ですか?

ピコトリプルは、同じピコ秒レーザーから3種類の照射モードを組み合わせて行う設計の総称です。多くの場合、次の3つを順番に1回のセッションで実施します。

  • スポット:輪郭のはっきりした濃いシミ(老人性色素斑など)に、ピンポイントでエネルギーを集中させる
  • トーニング:弱めの設定で広い範囲を均一に照射し、メラニンの分布を整える方向に働きかける
  • フラクショナル:肌に微細な点状の刺激を加え、肌の入れ替わり(リモデリング)を促す

シミ単独や肌質単独ではなく、「気になる悩みが複数ある」「シミだけでなく肌質もまとめて整えたい」というニーズに対する選択肢として位置づけられます。「1回で全部が劇的に変わる」治療ではなく、複数の悩みに少しずつ働きかける積み重ね型の設計です。

💡 ポイント
ピコトリプルは「3つ組み合わせれば必ずベスト」ではありません。悩みを絞ったほうが効率的な場面もあります。

どんな悩みに向きますか?

向きやすい悩みの組み合わせとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 老人性色素斑+肌全体のくすみ・色ムラがある
  • シミに加えて、毛穴の開き・浅い凹みが気になる
  • ハリ感の低下が気になり、シミ治療もまとめて考えたい
  • ニキビ跡(浅い凹み・色素沈着)と肌全体のトーンを同時にケアしたい

一方、「深い凹みのニキビ跡だけ」「強い肝斑だけ」「明らかな赤み主体の悩み」など、一つの悩みに特化したほうがよい場合は、ピコトリプルではなく単独治療や別治療との組み合わせのほうが向くこともあります。「複数まとめて」という設計の利点と、悩みを絞ったほうが効率的な場面の両方があると整理してください。

1回でどれくらい変わりますか?

反応・効果の出方には個人差があり、「1回で全部が劇的に変わる」と一律には言えません。一般には、ピコトリプルは複数回の積み重ねを前提とした治療です。

  • スポットで照射した濃いシミ:1〜2週間ほどでかさぶたが剥がれ、色が薄くなる経過をたどることが多い
  • トーニング部分:すぐの大きな変化は出にくく、複数回でゆっくりトーンを整えていく
  • フラクショナル部分:肌の入れ替わりが進む数週間〜数か月単位で、肌質の変化を感じる方が多い

回数の目安は、悩みの内容・肌の状態・年齢・希望する経過によって変わります。「短期間で詰めて打てば早く結果が出る」と単純に決められるものではなく、PIHなど反応の出すぎを避ける意味でも、間隔をあけながら積み重ねる設計が一般的です。

想定されるリスク・ダウンタイムは?

ピコトリプルでは、3種類の照射を同日に組み合わせるため、ダウンタイムは「軽い反応」が複数領域で重なります。代表的な反応は次のとおりです。

  • 当日〜数日の赤み・腫れぼったさ・ヒリつき
  • スポット部分のかさぶた(通常1〜2週間で剥がれる)
  • フラクショナル部分の点状の赤み・かさぶた・ザラつき
  • 一時的な色素沈着(PIH):紫外線対策・スキンケアと設定で起こりにくくする工夫はあるが、ゼロにはできない
  • 肝斑悪化のリスク(強い設定や繰り返しで起こることがある)
  • まれに水疱・瘢痕・感染

「肌表面を傷つけない治療」と一律に語られることがありますが、フラクショナルは点状の刺激を加える設計で、ダウンタイムや反応はゼロにはなりません。受ける前にリスクとアフターケアを把握しておくことが大切です。

⚠️ 注意
強い腫れ・水疱・長引く色素沈着・施術部位の感染兆候が出た場合は、自己判断せず施術を受けた医療機関へ早めにご連絡ください。

こんな方は適応に慎重さが必要です

  • 肝斑がはっきりある(強い設定で悪化することがあります)
  • 妊娠中・授乳中
  • 日焼け直後・強い紫外線曝露中
  • 活動性のニキビ・酒さがある
  • ヘルペスの既往(部位による)
  • ケロイド体質・強い瘢痕傾向
  • 光線過敏症・服薬で光線過敏になり得る方
  • 直近に他のレーザー・光治療・ピーリングを受けた方

「複合治療だから1回で済む」ではなく、「複合だからこそ反応も重なる」と捉え、適応をしっかり判断してから設計することが、結果にも安全にもつながります。

よくある質問

Q. シミ治療と肌質治療を別々に受けるのと、どう違いますか?

A. 別々に通う必要が減る一方、反応・ダウンタイムも同日に重なります。どちらが向くかは、悩みの組み合わせ・通院ペース・ダウンタイムの取りやすさで考えます。

Q. メイクはいつからできますか?

A. 一般に、スポット部分以外は翌日からメイク可能なことが多いですが、肌の反応・部位によって異なります。施術後のご案内に沿ってご対応ください。

Q. 何回ぐらいで効果を感じますか?

A. 悩みと肌質によって幅があり、1回での実感には個人差があります。複数回の積み重ねが前提です。

当院で相談できる内容

  • シミ+肌質の複合悩みのカウンセリング
  • ピコトリプル・スポット単独・トーニング単独・IPLなど選択肢の整理
  • 肝斑との併存がある場合の治療方針
  • アフターケア・紫外線対策・スキンケアのご案内
  • 効果・回数・想定リスク・費用の説明(費用はカウンセリングで提示)

📋 まとめ

  • ピコトリプルはスポット・トーニング・フラクショナルを組み合わせる複合治療です。
  • シミ+くすみ+肌質など、複数の悩みをまとめて考えたい方の選択肢になります。
  • 「1回で全部劇的に変わる」治療ではなく、積み重ね型の設計です。
  • 肝斑・日焼け直後・妊娠中・ケロイド体質などでは慎重な判断が必要で、診察で個別に方針を決めます。

監修:院長 齊藤
最終更新日:2026-05-13

本記事の治療は自由診療です。効果・反応・必要な回数には個人差があり、想定されるリスク・副作用(赤み・腫れ・かさぶた・色素沈着・肝斑悪化・まれに水疱/瘢痕/感染など)があります。費用はカウンセリングで個別にご案内します。

参考文献:

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