お知らせ・コラム

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本記事は自由診療(IPL光治療)に関する内容です。効果・経過には個人差があり、想定される副作用・必要回数・費用は診察時に詳しくご説明します。費用は当院料金ページをご確認ください。
IPLとはどんな仕組みの治療?
IPL(Intense Pulsed Light)は、複数の波長を含む光をパルスで照射する治療です。レーザーが「単一の波長」で深く狭く効くのに対し、IPLは「幅のある波長」で浅く広く効くイメージです。メラニン・血管内のヘモグロビンなど、特定の色(吸収特性)に反応してエネルギーを伝えます。
この特性から、IPLは比較的浅いシミ・薄いシミ・赤み・くすみの混在を、フェイス全体に照射する用途に向きます。1回でガラッと変わる治療ではなく、3〜5回ほどを目安に間隔をあけて重ねるのが基本的な使い方です。施術後の数日でメラニンを含む薄いかさぶたが浮いて剥がれる経過をたどることが多くあります。
ただし、皮膚タイプ・日焼けの程度・基礎疾患・服薬状況によっては照射が向かない場合があります。診察での適応判断が必要です。
IPLはシミの「種類」によって反応が大きく変わります。「全部消す」治療ではなく、向き・不向きを見極めて使う前提に立つと、無理のない結果に近づきやすくなります。
IPLが反応しやすいシミは?
IPLが比較的反応しやすいとされる代表的なシミは、次のとおりです。
- 老人性色素斑(日光黒子):境界がはっきりした茶色のシミ。比較的浅いものは反応しやすい
- そばかす(雀卵斑):頬・鼻に散る小さな茶色の点状のシミ
- 炎症後色素沈着の薄いもの:時間とともに薄れる過程で補助的に
- 頬全体のくすみ:全体的なメラニンの底上げ感を緩めるイメージ
- 顔の赤み・小さな血管拡張:ヘモグロビンへの作用で同時に整えやすい
「シミ」と一括りにせず、種類別に「IPLが向くか・別の方法が向くか」を整理することが、納得のいく結果に近づくコツです。濃く厚みのある老人性色素斑はピコスポット照射の方が短期間で薄くなりやすいことが多く、用途に応じて使い分けます。
IPLでは反応しにくいシミは?
一方、次のようなシミはIPL単独では反応しにくい、あるいは慎重な判断が必要です。
- 肝斑:左右対称・もやっと広がる褐色斑。強い光・熱で悪化することがある
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス):頬骨に左右対称で出る青灰色のシミ。真皮深部にあるためIPLでは届きにくい
- 深く厚みのある老人性色素斑:1回の出力では浅い反応で終わりやすい
- 盛り上がった脂漏性角化症(イボ状のシミ):質感の問題があり別アプローチ
- ほくろ・色素母斑:診断と治療法が別カテゴリ
- 悪性が疑われる色調変化のあるシミ:自己判断で照射せず、診察で評価
肝斑は強い熱・刺激で炎症後色素沈着・色ムラが悪化することがあります。IPLを当てるとしてもごく低出力・トリガーポイントを避けるなど慎重な調整が必要です。「シミだと思って照射したら肝斑が混在し、後で濃くなった」というケースを避けるため、診察での見立てが特に大切です。
どのくらいで変化を感じる?回数や間隔は?
IPLの基本的な使い方は、おおむね3〜5回を1クールとし、3〜4週間あけて繰り返す形です。1回でも変化を感じる方は多いものの、薄く広いシミやくすみは複数回の積み重ねで均一化していくことが多くあります。
経過の目安としては、施術直後にシミがやや濃く見え、数日〜2週間で薄い「コゲ」となって自然に剥がれていく流れです。剥がれた後は、紫外線対策をしないと再発しやすくなるため、日焼け止め・帽子・遮光が重要です。
効果や経過には個人差があり、肌タイプ・体調・季節・スキンケア・生活習慣・遺伝などが関わります。「写真と全く同じ結果」を保証することはできず、診察で目標と限界をすり合わせていく前提で考えるのが現実的です。
費用・回数・間隔・他治療(ピコトーニング・トラネキサム酸内服・ハイドロキノン外用など)との組み合わせは、診察での提案を持ち帰っていただいて構いません。
施術前後で気をつけることは?
IPLは比較的ダウンタイムが短い治療として知られていますが、注意点はあります。
- 強い日焼け・日焼けサロン直後は不可(火傷・色素沈着のリスク)
- 妊娠中・授乳中は基本的に避ける
- 光感受性のある内服薬・サプリは診察で確認
- てんかんの既往・光過敏は適応の可否を診察で評価
- タトゥー部位への照射は不可
- 施術後の紫外線対策(日焼け止め・帽子・遮光)は1〜2週間特に丁寧に
- 施術当日の入浴・サウナ・激しい運動は控えめに
「強い出力で1回でガラッと取りたい」という希望は、火傷・色素沈着・色ムラのリスクを上げます。ゆっくりと積み重ねるのが結果的に近道になることが多いと考えてください。
よくある質問
Q. IPLで全部のシミが消えますか?
A. シミの種類によります。老人性色素斑・そばかす・くすみには向きやすい一方、肝斑・ADM・深いシミには別の治療が向くこともあります。診察で見立てを行います。
Q. ピコレーザーとIPLはどちらが良いですか?
A. 「どちらが上」ではなく、得意分野が違います。点で濃いシミにはピコスポット、広い範囲のくすみ・赤みの混在にはIPLという使い分けが基本的な考え方です。
Q. 何回くらい通えば良いですか?
A. 3〜5回を1クールとし、その後の維持照射で整えるのが一般的です。シミの種類・濃さ・肌の反応で個別に調整します。
当院で相談できる内容
- シミの種類別の見立て(老人性色素斑・肝斑・ADM・そばかす・くすみ)
- IPL適応の判断と回数・間隔のご提案
- 肝斑が混在する方の治療順序の整理
- 内服(トラネキサム酸など)・外用との組み合わせ
- 紫外線対策とアフターケアの指導
- IPLは老人性色素斑・そばかす・くすみ・赤みの混在に向きやすい光治療です。ただし、効果や反応には個人差があります。
- 肝斑・ADM・深いシミにはIPL単独では届きにくく、別治療や慎重な判断が必要なケースがあります。
- 3〜5回を目安に積み重ね、紫外線対策と組み合わせるのが結果につながりやすい進め方です。
最終更新日:2026-05-07
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